サンゴ礁の島で
神秘の洞窟探検
ケイビング
沖永良部島 神秘の洞窟探検 ケイビング体験のひとり旅
こんな人におすすめ
・洞窟探検と聞いてワクワクする人
・沖縄や離島が好きな人
・ゆったりと流れる島時間を味わいたい人
沖永良部島ひとり旅のおすすめポイント
・国内でも珍しい洞窟探検「シャワーケイビング」体験ができる
・豊かな自然を堪能できる
・離島のおだやかな時間の流れを楽しめる
紹介する人:Naoki
人と話すのは好きだけど大人数の飲み会は苦手で疲れちゃう。
興味があることにはいろいろと手を出してしまうけど、1つのことが長く続かない。
対人関係にちょっとしたコンプレックスを抱える40代男性。
自然豊かなエリアが大好きで、身体を動かしたり、ぼけーっとしたり、仕事をしたりするのが好き。
美味しいご飯ももちろん大切。
沖永良部島でしかできない体験を。大自然の神秘を独り占め ケイビング体験
沖永良部島は、鹿児島県に属する奄美諸島の中の離島です。
沖縄から北に約60km、鹿児島からは南へ約500kmの位置にあり、距離的には鹿児島よりも沖縄に近いです。
私は鹿児島空港で乗り継ぎ、沖永良部空港に向かいました。
那覇空港経由で向かうこともできます。
沖永良部空港は小さな可愛らしい空港で、南国に来た!という感じがします。
隆起サンゴ礁によって形成された沖永良部島には、自然が作り出した洞窟や鍾乳洞が200〜300も存在すると言われています。
これらの洞窟を探検する体験がケイビング(Caving)です。
ケイビングのとくに魅力的な点は、一人でも参加可能であること。
ひとり参加だからといって、他の参加者と組む必要もありません。
ガイドさんに案内してもらいながら、ヘッドライトで洞窟内を照らしながら進みます。
洞窟内の明暗のコントラストを満喫したり、多くの撮影スポットで、自分の好きなポーズでユニークな写真を撮れます。
一人参加だからこそ、他の参加者に撮影の様子を見られて恥ずかしいことがないので、思う存分撮影を楽しむ方も多いそう!
ケイビングが体験できるコースは全部で4つ。
初級者向けのコースが2つ、上級者向けのコースが2つあります。
今回私が体験したのは最も基本的な初級者向けのリムストーンコース。
難易度や景観の美しさから、初めての方にオススメのコースです。
日本で総延長が第2位の大山水鏡洞の一部を巡る所要時間約2〜3時間のツアーです。
(秋芳洞が2位という説も)
上級者向けのコースはリピーターの方限定です。
上級コースのうちの一つは、難易度の高さからガイドが二人付くこと必須、体験時間は5〜6時間を要します。
まさしく「上級者向け」ですね。
漆黒の闇、幻想的な空間、人生初な体験が溢れる沖永良部島でのケイビング
ケイビング体験当日の服装は、水着の上に速乾性のあるシャツやスポーツタイツ、ラッシュガードなどがオススメです。
ヘルメット、ヘッドランプ、ウェットスーツ、繋ぎ靴はすべてレンタル料金に含まれているので、準備する必要はありません。
洞窟内では、ケイブパールや土器、化石など、さまざまな鍾乳石と出会えます。
水量が豊富な沖永良部島の洞窟は、幻想的なライトアップにも最適。
奇跡の石柱も見逃せません。
リムストーンコースの入口は山の中にあります。
足元に注意しながら下っていくと、洞窟内に川のように水の流れる空間が現れます。
洞窟は隆起サンゴで出来た島を、水が少しずつ削りながら海へと流れる過程でできた空間です。
時に上半身まで水に浸かりながら奥へ奥へと進みます。
本物の真っ暗闇を体験したり、「水鏡(みずかがみ)」と呼ばれる水中の様子と水面に反射する景色が一瞬で入れ替わりる光のマジックを体験したり、圧倒的な鍾乳洞の景色を体験したり。
語り尽くせない感動体験が待っています。
体験のクライマックスはライトアップされたリムストーン。
リムストーンとは畦を形づくる棚田のような空間です。
到着すると、ガイドさんがライトアップ照明の準備を待ちます。
準備が整い、ガイドさんの合図と共に、真っ暗闇がリムストーンの絶景に変わる時、現地でしか味わえない感動の瞬間です。
※ガイドツアーにご興味のある方は、ログイン後、本ページ下にある「話を聞く」ボタンよりお気軽にお問合せください。
沖永良部島:自然が描き出す鮮やかなパレット
隆起サンゴ礁で出来た沖永良部島は、鍾乳洞以外にも美しい風景が溢れています。
奄美大島のような大きな山は存在せず、標高の低い山が二つあるだけで、非常に見晴らしが良い島です。
湿度は高いものの、島全体を吹き抜ける風が、一段と心地良さを引き立てます。
島の北東部には、「フーチャ」と呼ばれる潮吹き上げ洞窟があります。
荒波によって浸食されたサンゴ礁が形成した縦穴型の洞窟で、風が強い日には潮が吹き上がる様子を見られます。
ウミガメが頻繁に現れるスポットでもあるため、訪れた際には海辺でウミガメを観察できました。
沖永良部島には日本一のガジュマルの木が立っています。
国頭小学校の校庭にあるガジュマルの木は、かつてテレビコマーシャルで見た「この木なんの木」という歌を彷彿とさせる、大きな傘を広げたような形です。
1898年に初代の卒業生たちが植樹し、その後丁寧に育てられたものです。
旅行者でも学校には自由に出入りできるので必見です。
ガジュマルの木は多くの気根を伸ばす樹木で、気根が地面に向かって垂れ下がり、地面に到達すると土に潜り、木を支える柱のように太くなります。
気根を頼りに横移動するように見える姿から、「歩く木」とも称されています。
沖永良部島には美しいビーチも数多くあります。
歌手の三浦大知さんの祖父母が沖永良部島出身であり、彼の「燦燦」のプロモーションビデオは空港の裏側にあるワンジョビーチで撮影されました。
ゴールデンウィークには、「えらぶゆり」と呼ばれる島の名産のゆりが一面に咲き誇ります。
夏にはひまわりが島を彩ります。
これらの映えスポットの撮影もお忘れなく。
最近では、ダイビングやシュノーケリングが好きな観光客にも人気のスポットとなり、来島者が増えています。
沖永良部島の地元感満載のお店から、洗練されたオシャレスポットまで!
沖永良部島の飲食店の数は多くありませんが、沖縄と鹿児島の食文化が混ざり合うユニークな料理を楽しめるお店が揃っています。
「チャンプルー」など沖縄の食文化を感じるメニューと共に、黒糖焼酎や甘口醤油など鹿児島・南九州を感じる食材も多くあります。
西郷隆盛の流刑地としても知られる沖永良部島。
上陸地点の近くにある「えび料理 西郷食堂」は、伊勢海老で有名な人気店です。
私が頂いた海鮮丼は、新鮮な海鮮がたっぷり載り、ボリューミーで食べ応えがありました。
阪神タイガースの近本選手も毎年自主トレの際には来店する有名店です。
「イタリアンレストラン グスト(Gusto)」は地元の人気店で、ランチタイムには大盛りのサラダが無料で提供されます。
ピザもパスタもボリューミーで、持ち帰る方も多いそう。
島の食材を活かした本格的な和食が味わいたいなら「味処ふるさと」へ。
天皇皇后両陛下が来島された際にもお料理を提供されたそうで、落ち着いた雰囲気で本格懐石料理を楽しめます。
沖永良部島のお宿① 沖縄スタイルのお宿「コチンダホテル」
沖縄を感じる設えが素敵なお宿です。
無垢の木のぬくもりが溢れる瓦屋根の平屋建ての建物に、古き良き琉球の趣を感じます。
一人で宿泊される方も多いそう。
宿泊棟には中庭(パティオ)があり、小さなコワーキングスペースとして使えそうな部屋も設けられています。
お茶やコーヒーを淹れ、ゆっくりと時間を過ごせました。
<沖永良部空港からのアクセス>
車で11分
空港、港からの無料送迎あり(前日までに要予約)
沖永良部島のお宿② ホステル初心者さんにもおすすめ「ヨンナナホステル」
名前の通り、コスパ抜群のホステルです。
1泊2500円で泊まれます。
各お部屋や共有スペースは清潔に管理されており、これまでの旅人が蓄積してきた島のオススメ情報や、オーナーさんの趣味(?)のマンガの本棚が。
お風呂はなく、共用のシャワーとトイレが設けられています。
ホステルに慣れている人も、初めての人も安心して滞在できるような工夫がされています。
<沖永良部空港からのアクセス>
【ヨンナナホステル】車で11分
沖永良部島ひとり旅の費用目安
<交通費>
飛行機(東京⇔鹿児島⇔沖永良部)60,000円
レンタカー 15,000円(3日間)
※観光タクシーもあります。
<宿泊費>
コチンダホテル(1泊 7,000円)
47ホステル(1泊 2,500円)
ログインタラソ(1泊 5,000円)
<体験費>
ケイビングツアー
22,000円〜
レンタカー乗り込みガイド
半日:6,000円〜
1日:13,000円〜
※ガイドツアーや観光タクシーにご興味のある方は、ログイン後、本ページ下にある「話を聞く」ボタンよりお気軽にお問合せください。
あとがき
「ケイビング」という言葉に馴染みがない方も多いかと思いますが、一生に一度は体験してみる価値がある感動的な体験だと思います。
季節を選ばず体験できること、一人だからこそより感じられる光と闇が織りなす美しさ、思うがままの自由なポーズで写真が撮れることも魅力です。
ケイビングだけでなく、隆起サンゴ礁が形成した島には他にも見どころが多数あります。
沖縄とはまた違った南国体験が沖永良部島なら楽しめますよ。
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