絶景ひとり旅
北海道にも
青の洞窟?!
青の洞窟に行きたい!イタリアまで行かずとも、北海道ひとり旅
こんな人におすすめ
・絶景や秘境を訪れるのが好きな人
・北海道新幹線や青函トンネルに興味がある人
・相撲好きな人、とくに千代の富士・千代の山ファンの人
青の洞窟ひとり旅のポイント
・ガイドツアーで秘境の洞窟に行ける
・北海道の歴史をさまざまな角度から学べる
・北海道の海の幸たっぷりのオリジナル料理を楽しめる
紹介する人:Ryoko
若い頃から旅行好き。
子どもが巣立って、親も元気な今がチャンス!と仕事や家事の合間を縫って、日本各地へのひとり旅を楽しむ50代女性。
絶景やご当地グルメなど、そこでしか出会えないものに出会う旅はもちろん、ものづくりなどの新たな体験ができる旅も好き。
ちなみに、夫は私と違って家にいるのが好きなタイプなので快く送り出してくれています(多分…)
日本の秘境!北海道の青の洞窟をひとり旅で楽しむ方法
「青の洞窟」と言えば、ナポリのカプリ島にある同名の洞窟を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、日本国内にも「青の洞窟」と呼ばれるスポットがいくつか存在します。
中でも、北海道の道南に位置する福島町の青の洞窟は、全国屈指の絶景スポットです。
船でしかアクセスできない「岩部海岸」は、手つかずの自然がそのまま残る道南の秘境です。
小型のグラスボートで岩部漁港からツヅラ沢まで、片道約4キロの航路を75分かけて周遊する「岩部クルーズ」の中で、青の洞窟に訪れられます。
岩部クルーズは定員11名の小型船です。
搭乗ガイドさんが同行し、目の前に広がる岸壁や自然の侵食で生まれた奇岩を小気味よく説明してくれます。
自然に関することだけでなく、各ポイントで歴史的な背景や、語り継がれる黄金の隠し財宝の伝説などの話を聞けるのも楽しいひと時です。
クルーズのハイライトはやはり「青の洞窟」!
高さ約3メートル、横幅約7メートルの小さな入口から入ります。
洞窟内は奥行き約80m、横幅最大約45m、高さ約12mの広大な空間が広がっています。
昔から漁師の間で神聖な場所とされていた青の洞窟、中に入って入口の方を振り返ると、今まで見たことのない光景が広がっています。
陽の光を受けてキラキラ光る水面はブルー、グリーン、エメラルドブルー…
どの名前で呼ぶのが適切か難しいですが、見たこともない色に染まっています。
時期や時間、天候、日の光、海の状況など、さまざまな条件によって光景が日々刻々と変わるため、リピーターの方も多いそうです。
船の座席は決まっていますが、青の洞窟内で最も美しい光景を目にできる船首まで移動し、記念撮影を行うことが可能です。
神秘的な青の洞窟での非日常的な体験は、一生の思い出になること間違いありません。
運が良ければ、イルカなどの動物たちを見かけることもあります。
私は幸運なことにイルカを見られました!
ぜひオススメしたいは、ドローンを使用した記念撮影です。
一人旅では、きれいな自然を写真に残すことはできますが、自分がいた証となる写真を残すのはなかなか難しいものです。
透き通った美しい海に浮かぶ小型船と自然の風景を背景に、自分も写った写真を残せます。
出発前に予約を忘れずに行いましょう。
岩部クルーズの運行は例年4月末から10月初めまで。
安全を最優先にしているため、波が高い日は出航できません。
期初や期末はとくに欠航になる可能性が高いので、旅程には余裕を持って計画するのがオススメ。
出航できない場合は前日に連絡があります。
1日3便(1便 9:00〜、2便 10:45〜、3便 12:45〜)運行していますが、混み具合は日によって異なります。
新型コロナウイルスの影響で他のクルーズツアーが業績を落とす中で、年々予約が増えているようです。
今後、便数が増えることを期待したいですね。
<青函トンネル記念館からのアクセス>
【岩部クルーズ受付所】車で12分
世紀の大工事の歴史を学ぶなら「青函トンネル記念館」
福島町には二つの記念館があります。
一つ目は「青函トンネル記念館」
福島町は世界最長の海底トンネルである青函トンネルの工事拠点になった町です。
青函トンネルの北海道側の出口はお隣の知内町にあります。
入口でお出迎えしてくれるのは巨大なトンネルボーリングマシーン!
かつて工事の最前線で実際に活躍したものなので大迫力です。
先の展示ホールでは、青函トンネルの歴史や過酷な条件のもとで行われた工事の様子、当時関わった人たちのインタビューなど、いろいろな展示を交えて紹介されています。
トンネルシアターでは10分程度の動画で、よりリアルに当時の様子を知られます。
先人の努力と苦労を身近に感じられる記念館です。
<木古内駅からのアクセス>
【青函トンネル記念館】バスで50分、車で30分
相撲好きの方は必見!横綱千代の山・千代の富士記念館
福島町にあるもう一つの記念館は、「横綱千代の山・千代の富士記念館」
福島町で生まれ育った二人の名横綱の数々な功績を称え、横綱の綱や優勝トロフィーなど、多くの展示物や、両横綱の名勝負と呼ばれた取り組みの動画を見られます。
館内には九重部屋の稽古場と土俵が再現されており、同部屋の合宿が現在も開催されています。
相撲とゆかりの深い福島町では、毎年5月の母の日に女性限定の相撲大会が開催されます。
相撲好きな方にはぜひ一度訪れてほしい町です。
<青函トンネル記念館からのアクセス>
【横綱千代の山・千代の富士記念館】徒歩10分、車で2分
BE HAPPY FUKUSHIMA をお手伝いします!
漁業中心で栄えてきた町なため、観光の取り組みは道半ば。
しかし、観光協会の方はいつも温かく訪問者を迎えてくれます。
福島町観光協会の猪熊さんは航空会社を退職後、道南を盛り上げたい、小さな町ならではのおもてなしをしたい、と日々奮闘されています。
福島町にご旅行の際には、気軽にお声をかけてみてくださいね。
青の洞窟ひとり旅のお宿:学生寮に併設、真新しい民泊施設「新潮学舎」
町の中心部に新たに設立された新潮学舎(ニイジオガクシャ)は、地元の高校生を対象とした学生寮と、研修・ワーケーション・移住などを目的とした方が利用できる宿泊施設です。
もちろん旅行者も大歓迎!
ゲストルームは全4室。
独立したツインルームで、各部屋にはエアコン、セキュリティを考慮したWi-Fi、専用バス・トイレ、ミニキッチンと充実の設備なのに、1泊なんと4500円!
とってもリーズナブルです。
長期滞在ならさらにお得になるので、長期滞在の拠点としてもオススメ。
学生寮に併設とはいえ、学生との接触はなく、一人でゆったりと過ごしたい方に最適なお宿です。
青の洞窟のある町(福島町)の名物:「アワビカレー」と「いかとんびパスタ」
福島町ではフードツーリズムに注力しており、町の新名物として人気上昇中のメニューは「いかとんび入りパスタ」と「あわびカレー」!
「いかとんび」は耳に馴染みの少ない単語かもしれませんが、イカの中央部、とくに海水を力強く吹き出して進行する際に使われる部位を指します。
イカのくちばしとも言われますが、実際はくちばしではありません。
食感は驚くほどにコリコリとしており、風味も抜群です。
有名シェフ監修のオリジナル和風ソースとの相性も抜群で、絶品と言えるでしょう。
いかとんび入りパスタは町内の飲食店7店舗および青函トンネル記念館で提供されています。
<青函トンネル記念館からのアクセス>
【居酒屋 留】徒歩7分、車で2分
「アワビカレー」は、福島町が日本で初めて取り組んだ「アワビ陸上養殖事業」から生まれた一品です。
この贅沢なメニューは、町内の飲食店5店舗で味わえます。
店舗によって味が微妙に異なるため、違う店舗で食べ比べるのも楽しいでしょう。
私が訪れた「たかお」では、カレーにはシーフードがふんだんに使われ、アワビは揚げたものと蒸したもの、二種の食感を楽しめました。
<青函トンネル記念館からのアクセス>
【たかお】徒歩8分、車で2分
青の洞窟ひとり旅の費用目安
<交通費>
【飛行機の場合】
飛行機(東京⇔函館空港)往復25000円〜
レンタカー(函館空港⇔福島町) 15000円(3日間)
※公共交通機関の場合
バス&電車(函館空港⇔木古内⇔福島町)往復5000円
【新幹線の場合】
新幹線(東京⇔木古内)往復35000円(えきねっと お先にトクだ値25)
バス(木古内⇔福島町)往復2000円
<宿泊費>
新潮学舎 1泊素泊まり 4500円
<体験費>
岩部クルーズ 3000円
青函トンネル記念館&横綱記念館共通券 700円
あとがき
道南の中心地、函館からは少し離れたエリアですが、その分人が少なくゆったりとした時間が流れており、自分のペースで自然を楽しみたい人にオススメです。
青の洞窟は実際に見ないとこの感動は伝わらないかなぁ…
自然を相手にしたツアーなので、青の洞窟の景色や動物との出会いは運次第ですが、チャレンジしてみる価値のある体験だと思います。
今回の旅で初めて御朱印ならぬ「御船印」なるものがあることを初めて知り、これを機にちょっと集めてみようかな。
福島町の新名物、アワビカレーといかとんびパスタはどちらも甲乙つけ難いけど、どちらかを選ぶと私はパスタ派!
皆さんもぜひ食べ比べてみてくださいね〜
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